蜂の子に含まれている栄養素とは
1.蜂の子にはタンパク質やアミノ酸が豊富
蜂の子に含まれている栄養素の中で一番大きなウェイトを占めているのはアミノ酸です。粉末状にして水分を飛ばした蜂の子の42.25%はアミノ酸です。
ただアミノ酸の割合が多いだけでなく、アミノ酸のバランスも良いです。人体に必要なアミノ酸は20種類あり、その内必須アミノ酸を全て含む(必須アミノ酸とは人体で生成できないために食事などを通して体外から摂取する必要があるアミノ酸)18種類のアミノ酸を蜂の子は含んでいます。
必須アミノ酸のバランスを表すものにアミノ酸スコアというものがあります。必須アミノ酸が全てバランス良く揃っていると値が100になるのですが、蜂の子のスコアは100です。したがって、食べ合わせを気にする必要なく蜂の子だけでまんべんなくアミノ酸を摂取することができます。
必須アミノ酸は一欠けるだけで、体内でたんぱく質を合成することができなくなります。したがって全てのアミノ酸がそろっているということが非常に大切になります。
2.タンパク質は人間の体に必要
タンパク質は体のあらゆる組織を作る栄養素です。
タンパク質・プロテイン・アミノ酸という単語を聞くと筋肉を連想する人が多いですが、筋肉だけでなく皮膚や髪や内臓もタンパク質によってできています。人間の体の60~70%は水分で、約20%がタンパク質です。人間は水分とタンパク質でできているといっても過言ではありません。
したがってタンパク質が不足すれば、筋肉がつきにくくなるだけでなく肌質や髪質が悪くなります。美肌のためにコラーゲンを摂っている人もいますが、コラーゲンもタンパク質です。コラーゲンを摂ってもタンパク質を摂ってもどちらもアミノ酸に分解されるので、コラーゲンとプロテインの効果は同じです。美肌を目指す人は積極的にタンパク質を摂取すべきです。
3.タンパク質は免疫力も高める
タンパク質は抗体の原料にもなるので、タンパク質が不足すれば免疫力が落ちます。免疫力が落ちれば病気に罹りやすくなります。
さらにタンパク質は神経伝達物質の原料になります。神経伝達物質には例えばやる気の源のドーパミンや、気持ちをリラックスさせるセロトニンなどがあります。したがってタンパク質が不足すると集中力が低下し、精神的に安定しなくなっていきます。